洋上

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きょうの水彩: 海の思い出。記憶から描いた絵。

記憶だけから絵を起こすのは楽しい。どうしたってうろ覚えになるけれど、それはそれで、まあいいやと思って描く。

銀座和光ビル

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きょうの水彩: 銀座・和光本館。銀座の中心に立つランドマーク的な建物。中は時計や宝飾品を扱う商業施設。時計塔の鐘は営業中毎時0分に鳴る。

4月に閉校した絵の学校の先生方が、銀座に新しい学校を開いた。新しい学校のスケッチ会に参加した。7月のテーマは「銀座を描く」だった。前から描こうと思っていた和光ビルに行った。休日の歩行者天国には大勢の人がいた。紙袋をいくつも下げた旅行者の方が多かった。描いているところを何度か写真に撮られた。描き始めてから仕上げるまでに時計の鐘が二度鳴った。

近況

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きょうの水彩: 井の頭池の夕日。

絵を描くお仕事が一段落して、絵に関する以外の作業の割合が多くなった。さほど忙しい訳でもないのに、頭がやたら混乱する。絵を描く作業と文章やプログラムを書く作業では、頭の使う場所が違うと思う。

 

井の頭公園アートマーケッツに参加します

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2017年  4/15(土)・16(日) 朝9時から19時、吉祥寺・井の頭公園「アートマーケッツ」にて水彩画を販売します。さくらと公園の風景を描いて原画を販売します。似顔絵などの水彩画リクエストにもお答えします。お花見がてらぜひお立ち寄りください。

場所は、吉祥寺駅公園口からマルイの横を抜け、七井橋通りの入口 (いせや公園店の横) から公園に入ったあと、左に曲がって野外ステージの前を過ぎたあたりです。雨が降り始めたら撤収しますのでご注意ください。

JAXA 実験用航空機「飛翔」

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きょうの水彩: JA68CE「飛翔」。JAXA (宇宙航空研究開発機構) の実験用航空機。2012年2月に導入。セスナ社のビジネスジェット機 サイテーション・ソヴリンを母機として改造。先端の棒はノーズブームといい、速度計などのセンサ機器を機体周りの気流の影響を受けない前方にまとめたもの。

2015年から2年間勤めた研究支援のお仕事でご縁のあった航空機。関係の方々に原画を寄贈した。ありがとうございました。

実験用航空機 | 飛行試験設備 | JAXA航空技術部門

もう一度

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きょうの水彩: 横浜港 (以前掲載した絵のバージョン違い)

透明水彩で描いていると「あー、これはやってしまった」と後悔することがよくある。最近「やってしまった」と思っても、その時点で白紙からやり直すのではなく、いったん気を落ち着けて、もう少し描くようにした。そうすると思いのほか強い絵に仕上がったり、次に描く一枚が妙に良くなったりする。

水彩から学ぶことが多い。

砂漠の空 (そして避けがたい課題)

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きょうの水彩: 砂漠の空。

Yahoo!知恵袋のベストアンサーに  "「宇宙」と「砂漠」というのは、画家が最も敬遠する二大テーマのような気がします" という記述を見つけた。

考えてみると、「宇宙」と「砂漠」というのは、画家が最も敬遠する二大テーマのような気がします。
(有名な画家の画集でも、めったに見かけません。おそらく無機質だからでしょう)

確かに、いつも砂漠を描いてみては「何もない...」という気持ちになる。ジオラマの床と壁だけ作って中に置くものがない。砂漠が主人公の絵は、海が主人公の冒険譚とか、宇宙が主人公のSFみたいになってしまう。

それで、いよいよ、やっぱり、どうしても、砂漠に不時着した飛行機を描こうという気になってきた。来年は飛行機を描く。いままで難しいから敬遠していた。とにかくやってみようと思う。サン=テグジュペリも「星の王子さま」の中で「僕の飛行機は描きません。僕には難しすぎるから」と言って挿絵に飛行機を登場させていない。気持ちがよく分かる。とにかくやってみようと思う。

水辺

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きょうの水彩: 水辺。 

「自分は愛される価値のない人間だ」という信念を書き換える手だてを探している。価値判断の必要をなくせないだろうか。例えば「この世界に愛というものは存在しない」として生きることにする。「愛」が存在しないなら「愛される」ことも「愛する」こともない。「愛されるとはなにか」「愛するとはなにか」を考えることもない。「どうすれば愛されるか」を考えることもない。

吹雪

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きょうの水彩: 雪国の駅跡。

...

絵を描いたり、物語を組んだりするうち、強く実感するようになったことがある。この世では「混沌から秩序を導こうとする力」と「秩序を混沌に戻そうとする力」がせめぎあっているらしい。混沌に境目が引かれるとき、秩序が生まれる。境目は徐々に消失したり、意図的に消失させられたりして、また混沌が戻ってくる。

「鉄道の旅」橋本やすこ-ますとみけい 絵画展

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きょうの水彩: 東京駅丸の内南口。丸ビル4階の喫茶店からスケッチ。

旅と鉄道と絵画をこよなく愛する2人の絵描きが、近代日本の鉄道の起点・新橋駅そばで絵画とイラストレーションを展示します。旅先で見つけたすてきな風景・かわいい列車・変わった駅舎・少しアンニュイな気持ち...鉄道への愛と旅愁をたっぷり込めてお届けします。会場では展示作品のポストカードとミニ絵本「中央特快」を販売予定です。展示室前には小さな喫茶室も併設されています。お買い物がてら・お茶がてら・お仕事帰りに、お散歩ついでにぜひお立ち寄り下さい。
 
■日時
2016年 11/7(月)-13(日)
[月曜から土曜まで] 11:00 - 19:00 / [日曜] 11:00 - 16:00
 
■場所
銀座・月光荘画材店 画室1
104-0061 中央区銀座8-7-2 永寿ビルB1F
JR新橋駅・銀座口から徒歩約5分
東京メトロ銀座駅・A2出口から徒歩約7分
 
■作家紹介
橋本やすこ: 東京都生まれ。セツ・モードセミナー研究科在学中。旅と鉄道を好む。事務員として働きながら日々の発見を絵に描く。
ますとみけい (アトリエ・サルバドール): 静岡県生まれ。イラストレーター。セツ・モードセミナー研究科在学中。乗り物大好き人間。趣味は廃線探索と衛星写真の閲覧。
 
■作家在廊日時 (11/3現在)
橋本やすこ-
月-木 | 18:00-19:00
金 | --
土 | 11:00-19:00
日 | 11:00-16:00 (終了まで)
 
ますとみけい-
月水金 | 11:00-19:00
火・木 | 15:00-19:00
土 | 11:00-19:00
日 | 11:00-16:00 (終了まで)
 
■イベント
小さな会場のためパーティ等は開催が難しいのですが、毎日19時以降、突発的にイベントを展開します。「月光荘『月のはなれ』で鉄道の話をする会」「旧新橋停車場を眺める会」「中央線の上下線に挟まれたカフェでお茶をする会」「鉄道居酒屋・キハに行く会」「月光荘すぐそば・資生堂パーラー最上階『Bar S』を一瞬覗きに行く会」「どこかでただ飲む会」等を開催予定です (その日の19時の雰囲気で決めます。)
 
どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。

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だいぶ前に描いた1枚: 去り行く船

黒は大好きな色だ。穏やかな気持ちになる。ここのところ「もう少し色を使えるようにしたい」「奥行きを増やしたい」と思って距離を置いていた。

海芝浦駅

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海芝浦駅。JR鶴見線・海芝浦支線の終着駅。京浜運河に面している。プラットフォームからは東京ガスのLNG火力発電所や首都高湾岸線の鶴見つばさ橋が見える。鶴見線は、京浜工業地帯の臨港線をJRが引き継いだ路線。海芝浦支線は元々は東芝の工場へ向かう専用線だった。支線のほとんどの区間は東芝構内に入る。駅改札には東芝の検問所があり、入構許可証を持たない乗客は駅から外に出ることができない。

8月の終わりに海芝浦へ行った。自分と同じように駅を見に来た人が何人もいた。上の絵の中の女の人もそのうちのひとりだった。「絵を描かせて下さい」とお願いして、スケッチを取らせて頂いた。女の人は「夜勤明けで、急に海が見たくなって来たんです」と仰っていた。折り返し、同じ電車で鶴見へ戻って行った。