所沢航空記念公園

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きょうの水彩: 所沢航空記念公園。1911年 (明治44年) に開設された日本最初の飛行場「所沢飛行場」の跡地。敷地には所沢航空発祥記念館があり、航空の歴史が学べる。中央広場の航空機はかつて航空自衛隊入間基地に所属していたC-46A輸送機・天馬。向かって右の白い塔は公園の放送スピーカー。左奥の木の向こうに東京航空交通管制部と米軍所沢通信基地がある。

自分は廃線や廃駅などの「何かの跡地」がとにかく好きで、この公園もいつか描きたいと思っていた。思っているだけでなかなか描かず、訪問から1年半近く経ってやっと描いた。「昔何かがあったけれど、今はもうない」ということを描きたい。

 

碓氷峠の廃線跡

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きょうの水彩: 碓氷峠・アプトの道。信越本線の廃線跡 (横川-軽井沢間) の一部を利用した全長約5.9kmの遊歩道。明治時代の機関車は非力であり、山岳地帯を越えるのは大変に難儀な作業だった。碓氷峠で採用された「アプト式鉄道」は通常の2本のレールの間に「ラックレール」という鋸歯のようなレールを敷き、車両下部の歯車を噛ませて勾配を進んだ。ラックレールを持つ鉄道にも色々な種類があるそうで、アプト式の「アプト」とはこの方式を考えたドイツ人技術者の名前らしい。

長い五号隧道を抜けて第三橋梁「めがね橋」に出るところ。すぐ正面に六号隧道の入口がある。

 

風景

f:id:ateliersalvador:20170926000325p:plain春に描いた水彩: 桜

「水彩画家です」と名乗る人間が言うことではないかもしれないけれど、水彩画家に強い憧れがある。誰の承認もいらないので、とにかく名乗ってしまった。

井の頭公園「井の頭100祭」でライブペイントします

※ 10/21(土)更新 : 「井の頭100祭」荒天のため中止になりました。本当に残念ですが、お天気にはかないません。また、イベントとしての順延はないそうです。

[追記] 11/26(日)に「井の頭100祭フィナーレ」として再開催されることになりました!詳細は下記リンクの記事からどうぞ。

ateliersalvador.hatenablog.jp

 

 

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10/21(土) - 22(日)に井の頭公園の100周年を祝う「井の頭100祭」が開催されます。ますとみはキャストの先輩方と一緒にライブペイントに参加します。今年のテーマは「飛躍」。メンバー全員「飛躍」の絵を仕上げます。
キャスト作品の展示コーナーでは、ミニえほん「中央特快」第2版を販売します。展示コーナー「井の頭ミュージアム」では「中央特快」の額入り原画が出張します。 100祭は他にもパフォーマンス・スタンプラリーなどの楽しいイベントが盛りだくさんです。秋の週末のお散歩に、井の頭公園へぜひお越し下さい。

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吉祥寺三鷹文化祭「井の頭100祭」
10/21(土) - 22(日)
11:00-16:00 (少雨決行)
三鷹/吉祥寺 井の頭恩寵公園・野外ステージ
*JR吉祥寺駅公園口を直進、マルイ横の七井橋通りを抜けて焼き鳥「いせや」さんの横の階段を降りた左側です。(
Google Maps)

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[ライブペイント スケジュール]
■10/21 (土)
11:10 ~ 12:50(100 分)
松本 いづみ / SSYB. / さぶり ゆきこ / アトリエ・サルバドール
13:35 ~ 15:20(105 分)
玉川 宗則 / 横尾 さやか / オオトリ / ほんま みさえ

■10/21(土) ・22 (日) 参加型ペイント
「井の頭の絵描き・ひであつと雲をつかもう」
メンバー: ひであつ

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(井の頭恩賜公園100年実行委員会 Webサイト)
http://inokashirapark100.com/

調布飛行場

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きょうの水彩: 東京・調布飛行場の待合所2Fから見た光景。伊豆諸島へ向かう飛行機 (Dornier 228) が待機している。左端のやや平たい建物は味の素スタジアム。

去年末に「来年は飛行機を描く」と決意してから、また次の年まで残り4ヶ月を切っている。ここからてこ入れをしていきたい...。

洋上

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きょうの水彩: 海の思い出。記憶から描いた絵。

記憶だけから絵を起こすのは楽しい。どうしたってうろ覚えになるけれど、それはそれで、まあいいやと思って描く。

銀座和光ビル

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きょうの水彩: 銀座・和光本館。銀座の中心に立つランドマーク的な建物。中は時計や宝飾品を扱う商業施設。時計塔の鐘は営業中毎時0分に鳴る。

4月に閉校した絵の学校の先生方が、銀座に新しい学校を開いた。新しい学校のスケッチ会に参加した。7月のテーマは「銀座を描く」だった。前から描こうと思っていた和光ビルに行った。休日の歩行者天国には大勢の人がいた。紙袋をいくつも下げた旅行者の方が多かった。描いているところを何度か写真に撮られた。描き始めてから仕上げるまでに時計の鐘が二度鳴った。

近況

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きょうの水彩: 井の頭池の夕日。

絵を描くお仕事が一段落して、絵に関する以外の作業の割合が多くなった。さほど忙しい訳でもないのに、頭がやたら混乱する。絵を描く作業と文章やプログラムを書く作業では、頭の使う場所が違うと思う。

 

井の頭公園アートマーケッツに参加します

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2017年  4/15(土)・16(日) 朝9時から19時、吉祥寺・井の頭公園「アートマーケッツ」にて水彩画を販売します。さくらと公園の風景を描いて原画を販売します。似顔絵などの水彩画リクエストにもお答えします。お花見がてらぜひお立ち寄りください。

場所は、吉祥寺駅公園口からマルイの横を抜け、七井橋通りの入口 (いせや公園店の横) から公園に入ったあと、左に曲がって野外ステージの前を過ぎたあたりです。雨が降り始めたら撤収しますのでご注意ください。

JAXA 実験用航空機「飛翔」

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きょうの水彩: JA68CE「飛翔」。JAXA (宇宙航空研究開発機構) の実験用航空機。2012年2月に導入。セスナ社のビジネスジェット機 サイテーション・ソヴリンを母機として改造。先端の棒はノーズブームといい、速度計などのセンサ機器を機体周りの気流の影響を受けない前方にまとめたもの。

2015年から2年間勤めた研究支援のお仕事でご縁のあった航空機。関係の方々に原画を寄贈した。ありがとうございました。

実験用航空機 | 飛行試験設備 | JAXA航空技術部門

もう一度

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きょうの水彩: 横浜港 (以前掲載した絵のバージョン違い)

透明水彩で描いていると「あー、これはやってしまった」と後悔することがよくある。最近「やってしまった」と思っても、その時点で白紙からやり直すのではなく、いったん気を落ち着けて、もう少し描くようにした。そうすると思いのほか強い絵に仕上がったり、次に描く一枚が妙に良くなったりする。

水彩から学ぶことが多い。

砂漠の空 (そして避けがたい課題)

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きょうの水彩: 砂漠の空。

Yahoo!知恵袋のベストアンサーに  "「宇宙」と「砂漠」というのは、画家が最も敬遠する二大テーマのような気がします" という記述を見つけた。

考えてみると、「宇宙」と「砂漠」というのは、画家が最も敬遠する二大テーマのような気がします。
(有名な画家の画集でも、めったに見かけません。おそらく無機質だからでしょう)

確かに、いつも砂漠を描いてみては「何もない...」という気持ちになる。ジオラマの床と壁だけ作って中に置くものがない。砂漠が主人公の絵は、海が主人公の冒険譚とか、宇宙が主人公のSFみたいになってしまう。

それで、いよいよ、やっぱり、どうしても、砂漠に不時着した飛行機を描こうという気になってきた。来年は飛行機を描く。いままで難しいから敬遠していた。とにかくやってみようと思う。サン=テグジュペリも「星の王子さま」の中で「僕の飛行機は描きません。僕には難しすぎるから」と言って挿絵に飛行機を登場させていない。気持ちがよく分かる。とにかくやってみようと思う。