アトリエ・サルバドールの冒険

水彩画家・イラストレーターの ますとみけいのblogです。作品・お知らせ・スケッチ・ファンアートを投稿します。

自由でいること

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「夢の桜」制作終盤。子どもたちが描いてくれた絵を並べている。色さん撮影。

アートプロデューサーの色さんからお声掛けいただき、大田区のコミュニティスペース「こらぼ大森」でのイベント「大森アートフェスタ 夢の桜プロジェクト」ライブペイントに参加した。子どもたちが描いた「夢の絵」を大きな紙の上で桜の木にした。途中、絵がもっと増えるといいなという自分の思いつきから、施設内の学童保育の子どもに一緒に絵を描いてもらうことになった。

呼びかけで集まってくれた子どもたちに「この大きな紙に、何か好きな絵を描いてほしい」とお願いした。全員戸惑っていた。確かに、誰かが何か描いた紙に、途中からいきなり別の絵を足すのは難しい。スタッフの方のアイディアで、はがきサイズの白い紙に好きなものを描いてもらい、あとから自分が桜の絵の上で組み合わせることになった。

小学校中学年の女の子から「好きなものを描く?それはつまり、何を描けば良いってこと?」と質問された。「何でもいいよ」と答えると「どういうことか分からない。つまり何を描けば良いの?」とまた聞かれた。自分の子ども時代を思い出した。子どもの頃、大人に同じ質問をしていた気がする。元気に生き抜いてほしい。彼女には好きな色の絵の具を選んでもらい、次に「その色で桜を描いて」とお願いした。橙色の桜を描いてくれた (ありがとう。)

場が暖まってくると、みんなそれぞれ色々好きな絵を描いてくれた。カラーペンを使った「カラフルパンダ」というモチーフ(?)が流行していた。大判の紙に直接絵を描いてくれた子もいた。画面右上に緑色の太陽があらわれた。

途中、イベント風景の撮影があり、参加アーティストとしてインタビューを受けた。「イベントを通して、子ども達に何を伝えたいですか?」と質問された。

「自由でいるということは本当に難しい。子どもにも難しい。むしろ、子どもの方が難しいかもしれない。自分にも難しい。でも、絵の具が私を自由にしてくれる。絵の具や鉛筆が、私達が自由でいること、自由であることを助けてくれる。一緒に何か、まずやってみるといい。そういうことを伝えたいです」

こんな風に答えたと思う。ちゃんと喋れただろうか...。映像が公開されたら確認したい。書き下してみると言葉足らずだけど、大事なことは言えたと思う。「まずやってみるといい。」自分自身、常に自分に言い聞かせている。まずやってみるといい。

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完成画「夢の桜」のお披露目風景。色さん撮影。