12/12 (水) 発売の書籍「ブラックホールと時空の方程式:15歳からの一般相対論」(小林晋平著 / 森北出版) のイラストを描きました。
事前にお預かりした原稿を読み「この本は山岳ガイドだ」と直感しました。自分が好きな「イラストでわかるxx論」や「ネコでもわかるoo論」のような「何となくわかった気にさせてくれる」種類の本ではなく「自分の足で登る=真正面から一般相対論を理解する」と決めた方々に向けて書かれた地図であり、ツールの手引であり、遭難者が出たポイントを示す注意書きなのです。「数式でしか辿り着けない領域というのが確かにある」という、遠いロマンを感じました。本文中各所のイラストは、登山の途中で食べる"おやつ"をイメージして描いています。理論的な事柄については小林先生と編集の方にしっかりチェックを頂いていますので、ご安心ください。ぜひ、奥深きブラックホールの世界に挑戦して頂ければと思います。
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小林晋平先生のWebサイト