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記憶が薄れないうちに、何日分か書いてしまうことにしました。
3日目。オランダのデルフトという街にやってきた。水運の街、フェルメールが暮らした街、白地に紺のデルフト陶器の街、ノーベル賞受賞者3名を輩出する名門デルフト工科大学の街、そして、ややマニアックですが、人類由来の巨大爆発史に名を残す「デルフト大爆発 (1654年5月18日)」が起きた街でもあります。
(人によって引き起こされた核爆発以外の大爆発一覧 - Wikipedia)
絵の具ケース。様子を見ながら少しずつ色を足していくことにした。
それから、どこかで画材店を見つけて「ちょっとの時間で描ける」ような小さいスケッチブックを買うことにした。
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あっ顔出し看板!大好きです!
フェルメールが所属したギルドハウスの跡にある「フェルメールセンターデルフト」に行った。現状見つかっている全34作品の実物大パネルをじっくり見ることができる。あらためて全作並べて見ると、どの絵もそこはかとなくあやしい気がする...。どうあやしいか...うーん、なんかちょっとあやしい。わかりますか。
フェルメールの生家「空飛ぶキツネ亭」。ホテル兼レストランになっていた。1階のレストランでサンドイッチを食べた。おいしかった。
店員さんに文房具店のある通りを教えて頂いた。
文房具と本の店。店頭にコピックの広告が出ていた。本のコーナーには理工系の専門書が多い。さすがデルフト工科大の街。
店内を色々見て回って、最終的にモレスキンの手帳サイズのスケッチノートを買った。多分描ける。以前笠井先生が旅先でスケッチを取っているのをBlogで見た。
デルフト陶器の工房「ロイヤル・デルフト」に行く。15世紀にオランダ東インド会社が香辛料などの商品を入れるコンテナとして、中国陶器を持ち帰った。その後、むしろコンテナ自体の方に人気が出て「似たようなものをオランダでも作ろう」となったのが発祥らしい。パクリ...。でも文化の伝達ってそういうものなんだろう。
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じゃあ短時間スケッチいってみよう...。
併設のカフェのテーブルを飾るチューリップ。デルフト陶器に生けてある。
それっぽい。これはいけるかも。でも思ったより紙が弱い。擦ると表面が破れそう。
旧市街に戻って、運河の端の古い見張り台を描いてみる。
結構それっぽい。こういう写真、Instagramで見たことがある。
らしくなってきた気がする...(4日目に続く)