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アトリエ・サルバドールの冒険

イラストレーター・ますとみけいのブログです。雑記・スケッチ・お知らせ・ファンアートetc.. を投稿します。

吹雪

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きょうの水彩: 雪国の駅跡。

絵を描いたり、物語を組んだりするうち、強く実感するようになったことがある。この世ではいつも「混沌から秩序を導こうとする力」と「秩序を混沌に戻そうとする力」がせめぎあっているらしい。混沌に対して境目が引かれるとき、秩序が生まれる。境目は徐々に消失し、あるいは意図的に消失させられ、また混沌が戻ってくる。

「鉄道の旅」橋本やすこ-ますとみけい 絵画展

お知らせ

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きょうの水彩: 東京駅丸の内南口。丸ビル4階の喫茶店からスケッチ。

旅と鉄道と絵画をこよなく愛する2人の絵描きが、近代日本の鉄道の起点・新橋駅そばで絵画とイラストレーションを展示します。旅先で見つけたすてきな風景・かわいい列車・変わった駅舎・少しアンニュイな気持ち...鉄道への愛と旅愁をたっぷり込めてお届けします。会場では展示作品のポストカードとミニ絵本「中央特快」を販売予定です。展示室前には小さな喫茶室も併設されています。お買い物がてら・お茶がてら・お仕事帰りに、お散歩ついでにぜひお立ち寄り下さい。
 
■日時
2016年 11/7(月)-13(日)
[月曜から土曜まで] 11:00 - 19:00 / [日曜] 11:00 - 16:00
 
■場所
銀座・月光荘画材店 画室1
104-0061 中央区銀座8-7-2 永寿ビルB1F
JR新橋駅・銀座口から徒歩約5分
東京メトロ銀座駅・A2出口から徒歩約7分
 
■作家紹介
橋本やすこ: 東京都生まれ。セツ・モードセミナー研究科在学中。旅と鉄道を好む。事務員として働きながら日々の発見を絵に描く。
ますとみけい (アトリエ・サルバドール): 静岡県生まれ。イラストレーター。セツ・モードセミナー研究科在学中。乗り物大好き人間。趣味は廃線探索と衛星写真の閲覧。
 
■作家在廊日時 (11/3現在)
橋本やすこ-
月-木 | 18:00-19:00
金 | --
土 | 11:00-19:00
日 | 11:00-16:00 (終了まで)
 
ますとみけい-
月水金 | 11:00-19:00
火・木 | 15:00-19:00
土 | 11:00-19:00
日 | 11:00-16:00 (終了まで)
 
■イベント
小さな会場のためパーティ等は開催が難しいのですが、毎日19時以降、突発的にイベントを展開します。「月光荘『月のはなれ』で鉄道の話をする会」「旧新橋停車場を眺める会」「中央線の上下線に挟まれたカフェでお茶をする会」「鉄道居酒屋・キハに行く会」「月光荘すぐそば・資生堂パーラー最上階『Bar S』を一瞬覗きに行く会」「どこかでただ飲む会」等を開催予定です (その日の19時の雰囲気で決めます。)
 
どうぞお気軽にお立ち寄り下さい :D

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大分前に描いた1枚: 去り行く船

黒は大好きな色だ。穏やかな気持ちになる。ここのところ「もう少し色を使えるようにしたい」「奥行きを増やしたい」と思って距離を置いていた。

海芝浦駅

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きょうの水彩: 海芝浦駅。

JR鶴見線・海芝浦支線の終着駅。京浜運河に面しており、プラットフォームからは東京ガスのLNG火力発電所や首都高湾岸線の鶴見つばさ橋が見える。鶴見線は京浜工業地帯へ伸びていた臨港線をJRが引き継いだ路線で、海芝浦支線もかつては東芝本工場への引き込み線だった。このため支線のほとんどの区間は東芝構内に入る。駅改札には東芝の検問所があり、入構許可証を持たない乗客は駅から外に出ることができない。近年「都会の秘境駅」としてメディアで紹介され、訪れる人の数が増えている。

上の絵を描くため8月の終わりに海芝浦へ行った。自分と同じように駅そのものを見に来た人々が何名かいた。上の絵の中の女性もそのうちのひとりで「あなたをモデルに絵を描かせて下さい」とお願いして描画の許可を頂いた。女性は「夜勤明けで、急に海が見たくなってここへ来た」と仰っていた。その後折り返しの電車で鶴見へ戻って行った。

シン・ゴジラ (多分全てネタバレ)

ファンアート

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きょうの水彩: 確かこんな感じだった。

ある種の演劇には、人々の「言い知れぬ望み」を叶える役割があると思う。口に出すことのできないような暗い望みも、虚構の中では全て叶う。東京は汚れた炎で焼き滅ぼされねばならなかったし、総理一行の乗ったヘリは直々に破壊されなければならなかった。市井の人々の死は明確には描かれなかった。「内閣」ワッペンの防災服の人が瓦礫に手を合わせるのを見て、胸が苦しくなった。

暗示性の高い映画に言及すると、自分自身を明るみにさらしてしまう気がする。風立ちぬを見たときも同じことを思った。それでも書かずにはいられない...。

 

- 多摩川の防衛線が突破されたとき「これはみんなで立川行きかなあ」と思った。やはり立川に行ったのでちょっと嬉しかった。

- 尾頭さんが「筑波のBSL-4施設に検体を送って」と話すのを聞いて、劇中世界でBSL-4施設が稼働していることに驚いた。

- 無人在来線...

金閣

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きょうの水彩: 鹿苑寺舎利殿 (金閣)。クライアント様から許可を頂いて掲載。

金閣を描くお仕事を頂いた。同時期に京都へ行く機会があったので、北山へ実物を見に行った。門をくぐるといきなりある。とにかく派手で、もれなく人を圧倒する。

建物を見るときはいつも、建てた人の心情を勝手に想像する。足利義満は剛胆で権力欲の塊だったというけれど、世阿弥・観阿弥を見いだしたりしている。根は繊細なのかもしれない。金閣は足下の鏡池で逆さになって揺らぐ。ここに「人がこの世でどれだけ栄華を誇ったところで、所詮は幻」というほのめかしを見た。鼻持ちならないな、と勝手に腹が立ってきた。さらに妄想が進めば燃やしたくなってくるかもしれない。

自宅へ戻って製作した。金色を水彩で描くのが楽しかった。

横浜から

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きょうの水彩: 横浜港。落書き用の更紙に色を置いてみた。乾いたら紙がよれよれになった。重しをかけてのした。

海外研修中にお世話になった先生が来日しているとお知らせを頂いて、日本神経科学大会開催中のパシフィコ横浜に向かった。会場そばのレストランでランチをご一緒した。先生も、お知らせを下さった方も、精力的に活動されているようだった。ランチの後、先生方と別れて海の方へ向かった。学会会場には入れなかった。退会したので入場に25,000円かかる。さすがにその額は出せなかった。

パシフィコの敷地の端に「ぷかりさん橋」という場所があった。係留式の桟橋の上に小さな洋館が立っていた。海上バスのターミナルらしかった。そこで描くことにした。

研究していた頃のことを思い出した。いつも苦しかった。分野の性質上、計量すれば大事な要素が失われてしまう現象を、計量しなければならないことが辛かった。空を飛ぶのに羽を落とさなくてはならないような、海を泳ぐのに両手両足を縛られなくてはならないような気持ちだった。向いていなかったのかもしれない。

今は楽になった。行きたいところに行こうと思う。

リリエンタールの翼 (ふたたび)

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きょうの水彩: リリエンタールの滑空機 (1894年の「標準機」を参考に描画)

一つ前のポストを見返して、翼の構造が全然描けていないことに気づいた。サイエンスイラストレーターなら廃業レベルかもしれない。とにかく、彼が命を賭して改良を重ねた翼なのだから、もう少し描こうと思った。

リリエンタールの翼

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きょうの水彩: オットー・リリエンタール (Otto Lilienthal) 。19世紀ドイツの技師。自作のグライダーで滑空実験を繰り返し、有人飛行のための貴重なデータを数多く残した。1896年、実験中に墜落し命を落とす。彼の訃報はライト兄弟が飛行機の完成を決意するきっかけとなったと言われる。