アトリエ・サルバドールの冒険

水彩画家・イラストレーターの ますとみけいのblogです。作品・お知らせ・スケッチ・ファンアートを投稿します。

SFショートショート生成AI「KimagureShortShort」について

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趣味のプログラムで「KimagureShortShort」という名の (自称) AIを製作しています。星新一の作品のような、オチのある短い物語の自動生成を目指しています。現状 (何か雰囲気はありつつも) 文章としては箸にも棒にもかからないものばかり出してくるのですが、今後色々少しずつ覚えてもらって、まずはなめらかな文章にしてもらい、最後には文章を物語にしてもらう予定です。Pythonで実装しています。

以下の作業を行っています。

  1. 星新一のショートショート全1055作品の事例分析を行い、コンピュータが「物語」を作るための方策を検討する
  2. 検討結果をもとに、実際にコンピュータに作ってもらう

1は、公立はこだて未来大学の村井 源先生 (きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ メンバー)との共同研究です。(2017年の人工知能学会全国大会での共著発表: 物語自動生成プログラムへの応用を見据えた星新一200作品の「オチ・逆転」構造カテゴライズ ) 2については「作家ですのよ」プロジェクトとの直接の関係はありません。宅のコンピュータで細々と作業しています。

 

以下のポストを現実にしたいと思っています。

ateliersalvador.hatenablog.jp

未来の飛行機 (内部)

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オーダー製作: 「未来の飛行機」フェリーの大部屋のような空間を持ち、誰もがのびのびとした空の旅ができるようになった未来の旅客機を描きました。3年間、研究支援のお仕事でお伺いしていた航空宇宙研究所の研究者の方からのご依頼です。(どこかで見たことのあるキャラクターがいるかもしれませんが、キャラクターに似たオブジェクトである、などとお考えください...。)

座席もベルトもない客室。離着陸や乱気流のとき、いったい乗客達はどうなってしまうのか。わかりません。絵描きはまず「そうあってほしい未来」を描きました。まだない何かに仮の姿を与えてしまうのも、絵描きの大事な仕事です。もしかするとこの飛行機、離着陸のときは地面に対して垂直に移動するのかもしれません。

一画面の中にこれだけ人がいる絵を描いたことがなく、またやり直しのきかないアナログ環境 (透明水彩) のため、製作時はかなり緊張しました。大変貴重な経験となりました。実は昔から「やこうれっしゃ」や「かぼちゃ人類学入門」のような群像絵本に憧れがあり、いつか描いてみたいと思っていたんです。 調べ物が多そうだな...人間をたくさん描くのは大変そうだななどと躊躇して、なかなか描かずにいました。真正面から取り組む機会をいただけて嬉しかったです。

やこうれっしゃ (こどものとも傑作集)

やこうれっしゃ (こどものとも傑作集)

 
かぼちゃ人類学入門 (たくさんのふしぎ傑作集)

かぼちゃ人類学入門 (たくさんのふしぎ傑作集)

 

 

自由でいること

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「夢の桜」制作終盤。子どもたちが描いてくれた絵を並べている。色さん撮影。

アートプロデューサーの色さんからお声掛けいただき、大田区のコミュニティスペース「こらぼ大森」でのイベント「大森アートフェスタ 夢の桜プロジェクト」ライブペイントに参加した。子どもたちが描いた「夢の絵」を大きな紙の上で桜の木にした。途中、絵がもっと増えるといいなという思いつきから、施設内の学童保育の子どもに一緒に絵を描いてもらうことになった。

呼びかけで集まってくれた子どもたちに「この大きな紙に、何か好きな絵を描いてほしい」とお願いした。全員戸惑っていた。確かに、誰かが何か描いた紙に、途中からいきなり別の絵を足すのは難しい。スタッフの方のアイディアで、はがきサイズの白い紙に好きなものを描いてもらい、あとから自分が桜の絵の上で組み合わせることになった。

小学校中学年の女の子から「好きなものを描く?それはつまり、何を描けば良いってこと?」と質問された。「何でもいいよ」と答えると「どういうことか分からない。つまり何を描けば良いの?」とまた聞かれた。自分の子ども時代を思い出した。子どもの頃、大人に同じ質問をしていた気がする。元気に生き抜いてほしい。彼女には好きな色の絵の具を選んでもらい、次に「その色で桜を描いて」とお願いした。橙色の桜を描いてくれた (ありがとう。)

場が暖まってくると、みんなそれぞれ色々好きな絵を描いてくれた。カラーペンを使った「カラフルパンダ」というモチーフ(?)が流行していた。大判の紙に直接絵を描いてくれた子もいた。画面右上に緑色の太陽があらわれた。

途中、イベント風景の撮影があり、参加アーティストとしてインタビューを受けた。「イベントを通して、子ども達に何を伝えたいですか?」と質問された。

「自由でいるということは本当に難しい。子どもにも難しい。むしろ、子どもの方が難しいかもしれない。自分にも難しい。でも、絵の具が私を自由にしてくれる。絵の具や鉛筆が、私達が自由でいること、自由であることを助けてくれる。一緒に何か、まずやってみるといい。そういうことを伝えたいです」

こんな風に答えたと思う。ちゃんと喋れただろうか...。映像が公開されたら確認したい。書き下してみると言葉足らずだけど、大事なことは言えたと思う。「まずやってみるといい。」自分自身、常に自分に言い聞かせている。まずやってみるといい。

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完成画「夢の桜」のお披露目風景。色さん撮影。

絵とはなんだろうか

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きょうの水彩: テーブルに置かれた静物の習作

「絵の定義」は何だろう。(良かったら少し考えてみて下さい。)

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今のところの自分の答えは

任意の構造を面の上に再び表そうとするもの

Wikipediaの「絵画」のページの一行目とは違う。向こうは「物体の形象を平面に描き出したもの」と書いてある。物体、難しいな。自分にとっては「任意の構造」の方がしっくりくる。例えば、廃線跡は物体だろうか。まあ、画面に何がしかの物は描くのだけれど...。

「平面上に」でないのは凹凸面に描いてもいいから。「表したもの」と言いきれないのは、表すことに成功したか、失敗したかの判定が、見る人によって違うから。

箱根ガラスの森美術館

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きょうの水彩: 箱根ガラスの森美術館。井の頭公園でお会いした方からのご依頼で描きました (Webへの掲載許可をいただきご紹介します。) 水彩・F0サイズ(180x140mm) 。正面の不思議な形の建物は、水車小屋を改装してできたメープルシロップとジャムのお店なのだそうです。ジャムいいなあ。

「水の流れに逆らわない」

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昔描いた水彩: 2012年頃、絵の学校(セツ・モードセミナー)で描いた人物画

セツ・モードセミナーのカリキュラムには「人物水彩」という、着飾った人物を見ながら3時間程度で大判の絵を仕上げる授業があった。この絵はその授業中に描いた。(あろうことか) 絵の具セットを忘れて同級生の絵の具を貸してもらった。アイディアもスケッチも何もなく、ぼんやりと紙に水を引いているとき、頭の中から「水の流れに逆らわない」という声がした。

人物水彩の授業では、いつも最後に全員の絵を壁に並べて、先生と生徒が品評する。何人かが「不思議だね」「面白いね」と言ってくれた。この絵が「気になる」と思ってくれた人が何人かいることが嬉しかった。あの学校の授業では、人物は依り代で、めいめいが自分の絵に何か「降ろす」ことができればそれで良かったのだと思う。

 

「冒険展」案内はがきができました

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「アトリエ・サルバドールの冒険展」の案内はがきができました。悩みましたが、絵の面はこの絵にしました。

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アトリエ・サルバドールの冒険
-水彩画家・イラストレーター ますとみけい 絵画展-
2018年 2月27日(火) - 3月4日(日) 12時-19時 : 最終日3/4は17時まで
会場: アートギャラリー絵の具箱
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-24-6 吉祥寺グリーンハイツ205号室
(JR線・京王井の頭線吉祥寺駅北口から西方面へ徒歩5分 Googleマップ)

 

お気軽にお越し下さい。お待ちしております :D

個展「アトリエ・サルバドールの冒険」を開催します

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アトリエ・サルバドールの冒険
-水彩画家・イラストレーター ますとみけい 絵画展-
2018年 2月27日(火) - 3月4日(日) 12時-19時 : 最終日3/4は17時まで
会場: アートギャラリー絵の具箱
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-24-6 吉祥寺グリーンハイツ205号室
(JR線・京王井の頭線吉祥寺駅北口から西方面へ徒歩5分 Googleマップ)

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画業5年 (短いですが...) の節目に、これまでに描いた絵の原画を展示します。これまでBlogに掲載してきた水彩画と、お仕事で描かせていただいたイラストの原画が中心ですが、ポストカードのらくがきや「いぬねこ」のイラストも一緒に展示します。

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どうぞお気軽にお越し下さい :D