2016-01-01から1年間の記事一覧

砂漠の空 (そして避けがたい課題)

きょうの水彩: 砂漠の空。 Yahoo!知恵袋のベストアンサーに "「宇宙」と「砂漠」というのは、画家が最も敬遠する二大テーマのような気がします" という記述を見つけた。 考えてみると、「宇宙」と「砂漠」というのは、画家が最も敬遠する二大テーマのような…

水辺

きょうの水彩: 水辺。 「自分は愛される価値のない人間だ」という信念を書き換える手だてを探している。価値判断の必要をなくせないだろうか。例えば「この世界に愛というものは存在しない」として生きることにする。「愛」が存在しないなら「愛される」こと…

吹雪

きょうの水彩: 雪国の駅跡。 ... 絵を描いたり、物語を組んだりするうち、強く実感するようになったことがある。この世では「混沌から秩序を導こうとする力」と「秩序を混沌に戻そうとする力」がせめぎあっているらしい。混沌に境目が引かれるとき、秩序が生…

「鉄道の旅」橋本やすこ-ますとみけい 絵画展

きょうの水彩: 東京駅丸の内南口。丸ビル4階の喫茶店からスケッチ。 旅と鉄道と絵画をこよなく愛する2人の絵描きが、近代日本の鉄道の起点・新橋駅そばで絵画とイラストレーションを展示します。旅先で見つけたすてきな風景・かわいい列車・変わった駅舎・少…

だいぶ前に描いた1枚: 去り行く船 黒は大好きな色だ。穏やかな気持ちになる。ここのところ「もう少し色を使えるようにしたい」「奥行きを増やしたい」と思って距離を置いていた。

海芝浦駅

海芝浦駅。JR鶴見線・海芝浦支線の終着駅。京浜運河に面している。プラットフォームからは東京ガスのLNG火力発電所や首都高湾岸線の鶴見つばさ橋が見える。鶴見線は、京浜工業地帯の臨港線をJRが引き継いだ路線。海芝浦支線は元々は東芝の工場へ向かう専用線…

8月31日

きょうの水彩: 右旋回。

金閣

きょうの水彩: 鹿苑寺舎利殿 (金閣)。クライアント様から許可を頂いて掲載。 金閣を描くお仕事を頂いた。同時期に京都へ行く機会があったので、北山へ実物を見に行った。門をくぐるといきなりある。とにかく派手で、もれなく人を圧倒する。 建物を見るときは…

横浜から

きょうの水彩: 横浜港。落書き用の更紙に色を置いた。 ... 日本神経科学大会の開催中、海外研修でお世話になった先生が来日していると伺って、パシフィコ横浜に向かった。会場近くのレストランで先生方とランチをご一緒した。先生も、来日のお知らせを下さっ…

リリエンタールの翼 (ふたたび)

きょうの水彩: リリエンタールの滑空機 (1894年の「標準機」を参考に描画) 一つ前のポストを見返して、翼の構造が全然描けていないことに気づいた。彼が命を賭して改良を重ねた翼なのだから、もう少し詳しく描こうと思った。

リリエンタールの翼

きょうの水彩: オットー・リリエンタール (Otto Lilienthal) 。19世紀ドイツの技師。自作のグライダーで滑空実験を繰り返し、有人飛行のための貴重なデータを数多く残した。1896年、実験中に墜落し命を落とす。彼の訃報はライト兄弟が飛行機の完成を決意する…

空を飛ぶもの

きょうの水彩: 空の習作。普段と違う絵具 (サクラマット水彩) を使って描いてみた。 ... ついにFlightradar24のGold planを申し込んでしまった。アクセス開始時の広告が消え、タイムアウトによる更新の必要もなくなった。コンピュータの前にいる時間、ただず…

宇宙時代の貨物

きょうの水彩: 種子島宇宙センターを飛び立つASTRO-H (ひとみ)。人工衛星や探査機は、無事打ち上げに成功したもののみ「ひとみ」「あかつき」などの名前が与えられる。 種子島を描くためH-IIAロケットに関する資料を集めている最中、三菱重工のサイトでH-IIA…

空の習作

きょうの水彩: 高架駅ホームの端。 また空の習作。

旅の風景

スケッチ: 指月山 (しづきさん) と釣り人。 山口県萩市で見た光景。特徴的な形の小山が湾に張り出している。江戸時代には山頂に毛利家の城があったらしい。

絵を生む鋳型

色試しの紙: パレットに余った絵の具を適当に置いて、新しい色と形を探す。 落書きと絵の境界はどこだろう。もしも落書きと絵の境界が分かって「絵」というものが持つ重要な構造を摑むことができれば、鋳型で鋳物を作るように、いくらでも絵が描けるようにな…

黒による表現

きょうのスケッチ: 贈り物の花籠。 絵の中に黒を入れた瞬間、絵の存在感が一気に上がる。たぶん、黒がその絵の世界の中の「一番暗い何か」「一番黒い何か」「一番はっきりしている何か」の表現を一手に引き受けてくれるのだと思う。

答えなくてもいい

きょうの水彩: 空の習作。 ... 絵を描いているとき、頭の中から声がすることがある。 「こんなことに何の意味があるの?」 院生の頃、論文を書いているとき同じような声を聞いた。「何の意味があるの?」と頭の中から声がした。書かなければ修了できない。す…

空が描きたい

きょうの水彩: 空の習作。 空が描きたいと思った。

海芝浦駅からの眺め

臨海工業地帯。鶴見線の海芝浦駅から見た光景。クサカベ・アキーラで描いた。

ICU本館

水彩スケッチ: 3月中旬の風景。建物に重なる木をいくつか省略した。 国際基督教大学 (International Christian University: ICU) 本館の取り壊し計画がたったと聞いて、オープンキャンパスの日にお邪魔した。中央線の武蔵境駅からバスでおよそ15分。キャンパ…

「星新一を書く人工知能」に捧げるショートショート

「星新一のような物語を書く人工知能」を目指すプロジェクトがあると聞いた。 きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ - 公立はこだて未来大学 「物語を書くコンピュータ」なんて、まさに星新一の世界じゃないですか。では、人間からはこんな物語を贈ろ…

饒舌な絵描き

少し前に描いた絵。 無口な絵描きに憧れがある。「絵が語る」ような人。自分はどうも饒舌で、いつもべらべら喋っている。それもだいたい「背後の理屈」を説明しようとする。役に立つこともあるけれど「無粋なことをしている」と感じる。喋るのをやめたらどう…

「人間の土地」と「人間の大地」

サン=テグジュペリの砂漠。いつか砂漠を見に行きたい。 ... 学校の友達からのおすすめで、サン=テグジュペリの随筆「人間の土地」(堀口大學訳) を読んだ。飛行機乗りの僚友の遭難と死、フランス支配地域で見た奴隷の運命、第二次世界大戦前夜のヨーロッパ…

人工知能のつくり方

ちょっと前に描いた一枚:「人工知能のつくり方 (how to create an artificial intelligence)」。 人類を凌駕する脅威の情報技術も、誰かが必死で作ってるんだよ、と思う。 パターン認識と機械学習 上 作者: C.M.ビショップ,元田浩,栗田多喜夫,樋口知之,松本…

酒場の絵

酒場スケッチ 1 : メガネの人。髪の部分は友達が描いた。上の方がやぶけている。 他で酒を飲んだ深夜、ごく稀に立ち寄るバーがあります。だいたい自分と近い年代の音楽好きの人々が、ひたすら飲んだくれたり、DJブースで適当に好きな曲をかけたり、ひたすら…

水彩スケッチ-絵の学校の同級生

きょうのスケッチ: 通学している絵の学校の同級生さん。素敵な雰囲気だったのでお願いしてモデルになってもらいました。(ありがとうございます。) 通っている絵の学校「セツ・モードセミナー」は、来年 (2017) の春に閉校するのだそうです。なんとなく「いつ…

好きな色の答え方

人から「好きな色は?」と聞かれるとき、 ガンボージの黄色。しかし残念なことに草木から取った本物のガンボージの色を知らない。ガンボージは有毒かつ退色しやすいため、現在は使われていない。画材製造各社で代替品が検討されている。自分はウィンザー&ニ…

ファンアート [Go! プリンセスプリキュア]

今シーズンのプリキュアも大団円を迎えました。Go! プリンセスプリキュアは、これまで自分が見たシリーズの中でも抜群に「王道」を行く展開だったように思います。プリキュアも、プリキュアを囲むモブキャラ達も一年を通して少しずつ成長していく。そしてそ…

ブログを作成しました。

イラストレーターのますとみけいです。ブログを作成しました。お知らせ、日々思うこと、テレビ番組の感想やちょっとしたスケッチなどを掲載していきます。 電車スケッチ: 中央線で見た二人組。付き合ってるのかな。