アトリエ・サルバドールの冒険

水彩絵描き・ますとみけいのBlogです。

雑記

東京駅

東京駅 (33.2 x 24.2 cm) ... 東京駅は「特別になろうとした駅」だと思う。 1914年、日本がいわゆる「西洋に追いつけ・追い越せ」をやっていた頃、国家の威信をかけて建築された。八角のドームのあたり、完全な西洋風でない謎の趣がある。 (建築探偵・藤森照…

絵を描く時間

1時間くらいでさらっと描くスタイルに憧れがあった。その場の何かを閉じ込めたような絵。魔法のように仕上がる絵。そういうスタイルに憧れて、外でのスケッチを1時間で完結させようとしていた。結果、なかなか仕上がらなかった。最初ビビりながらゆっくりは…

悲しい

玉川上水緑道 ? ... 玉川上水緑道を描きに行った。 ここまで描いて手を止めた。 自分の中で何かがしっくりきていない。 目の前の風景と全然違う。あるはずのものがない。 ... 絵をじっと見ていたら「いかがわしい」という単語が浮かんできた。 悲しくなって…

デビッド・マー「ビジョン」

2008年、アホな大学院生だった私は、神経科学者デビッド・マーの「ビジョン」を読んで「脳の全てはこの本の中に書いてある」と思い込んだ。 ビジョン―視覚の計算理論と脳内表現 作者:デビッド マー 発売日: 1987/10/01 メディア: 単行本 デビッド・マーはイ…

島村楽器のピアノ

色試しの紙。 ... 駅ビルの休憩スペースでぼんやりしているとき、正面の島村楽器から電子ピアノの音が聴こえた。女の子が試奏用の電子ピアノを弾いていた。 女の子はしばらく軽快に弾き続けたあと、何か不協和音を弾いた。女の子は「あれ?」という感じで弾…

観光土産の絵

パリに行ったとき、テルトル広場の絵描きさんの出店で買った絵。 モンマルトル・サクレクール寺院が描いてある。なんだか手癖で量産してそうな、さっぱりした感じの線と色。部屋の壁に飾っている。作業に詰まった時、この絵が目に入ると和む。向こう側にパリ…

スケッチと絵と

ご近所の公園にスケッチを取りに行った。 ... 部屋で色々考えたあと、外へ描きに行くと「まあ、考えたことはともかく、それはそれとして、さっぱり描けない」みたいな気持ちになる。この気持ち、大切にしていきたい...。ateliersalvador.hatenablog.jp

スケッチと絵

スケッチ: 京王相模原線多摩川橋梁。河原に降りて砂利の溜まった州のところから描いた。 ... 絵の教室の同じクラスに、スケッチとランニングが物凄く好きで、毎日、関東平野の広い範囲をランニングしながらたくさんスケッチをする方がいる。建物や乗り物を描…

レモン / 「見て学べ」方式

レモン Lemons 15.4 x 14 cm ... レモンを描いた。 ... 3月、風景画のデモンストレーション製作の機会を頂けることになった。ありがとうございます。(※ 情勢によっては中止になる可能性があります。) 毎回、絵を描くたびいちいち手順に悩んでいるので、なん…

「何が正しいなんてないんですよ」

うろおぼえの川 ... 先日亡くなった研究派遣先の上司さんが、ある時ぼそっと「何が正しいなんてないんですよ」とおっしゃった。私は、その一言で納得した。お昼休憩の時間、食堂から居室に戻る時だった。絵のことについて話していたと思う。話の流れは思い出…

魂を

12月29日の日没前、是政橋の上で多摩川を描いていた。下書きを終えて、ちょうど紙に水を置き始めたとき「こんにちは」と声をかけられた。紺色のサファリハットを被った中高年の男性で、首から黒い一眼レフを下げていた。 ... 「あなた、絵を描いているんです…

頭の中から声がする (ロンドン研修の思い出)

Fortnum & Mason on Sunday Night (日曜夜のフォートナム&メイソン) 8年前の冬、ロンドンで描いた水彩画。 ... 「海外行くと人生変わるよ」と聞く。本当だと思う。私の人生も変わった。 2011年の6月から12月、当時東工大の学生だった私は、大学の博士一貫教…

多少は動けるようになった人

らくがき: なみだ (Doodle: Tears) 14.8 x 10 cm ... Blogを書いたり消したりしている。まとまったことが書けない。計算機は雷の日に落としたきりで止まっている。人間は、最近製作らしい製作をしていない。らくがきをしたり、海を描きに行ったり、海を見な…

ルノワールの失職について

画家の名言をまとめたWebページを読んでいて、印象派の画家、ルノワール先生の言葉が心に引っ掛かってしまった。 「芸術家というものは、自分に才能があると思うとだめになってしまう。つけあがらず、職人みたいに仕事をしてこそ、はじめて救われる。」 ピエ…

らくがき / 近況 (と妄想)

らくがき Doodle はがきサイズ (10 x 14.8 cm) --- 製作の手が止まりかけている。すみません。応援してくださる皆様、いつもありがとうございます。(雑記を書くのは、だいたいひよって手が止まりかけている時です。) らくがきばかり描いてしまう。描こうとし…

絵の完成

静物画の習作 (A study of still life painting)45 x 31 cm 横浜画塾・笠井先生の教室で描いた静物画。先生から講評を頂いた後、持ち帰って描き込んだ。 ... 絵を終わらせる過程はとてもつらい。途中で手を止めて、最後まで描ききらなければ「これが完成した…

絵が薄暗い

印刷会社さんのカレンダー企画にお声掛け頂き、オンデマンドカレンダーのための絵を12枚選んだ (I・F・Nさん、いつもありがとうございます。) 並べてみて「何か薄暗い」と思った。カレンダーは日常使いで目に入りやすいし、未来の予定を確認するためのものだ…

新宿御苑

新宿御苑 (Shinjuku Gyoen National Garden) 33.2 x 24.2 cm ... 横浜画塾のスケッチデーだった。かなりの高温・高湿で、笠井先生も参加者もずっと「あつい」と言い続けていた。塩飴や梅干しを食べながらスケッチした。 11時に笠井先生のデモンストレーショ…

トマス・モア「ユートピア」

トマス・モアの「ユートピア」を読んだ。 ユートピアの語源になった本と聞いて、前から気になっていた。 1516年出版の本。このころ日本は戦国時代をやっていた。1543年鉄砲伝来、1549年にザビエルがキリスト教を伝えに来ている。 ユートピア (岩波文庫 赤202…

以前駅のあった場所

以前駅のあった場所 (A place where used to be a station)33.2 x 24.2 cm 静岡鉄道駿遠線の廃線跡。静岡県吉田町の遠州神戸 (えんしゅうかんど) 駅跡。 ... マスキングで紙白を抜いて道の白線を表してから三角の暗い影を描いた。終わってから、参考にしてい…

絵を描く機械

数年前「絵描きになりたい」と思ったとき、実際になりたかったのは「絵を描く人間」というよりも「絵を描く機械」だった。機械のようにたんたんと絵を生成する。内部に独自の型を持っていて、型を使って出力する。たんたんと入力を受け、たんたんと処理し、…

街頭スケッチ

街頭スケッチ。新宿駅南口の歩道でライブをしていた3ピースバンド。勢いがあってかっこよかった。しばらく見ていたら警察官3名が来てライブは終了した。 こんな感じだった。 ... 最近、人や物の形が思ったように描けなくてつらい。「絵を描く」「とにかく製…

ビル・エヴァンス タイム・リメンバード

ビル・エヴァンス。鉛筆。 ... 映画「ビル・エヴァンス タイム・リメンバード」を見てきた。ジャズピアニスト、ビル・エヴァンスの生涯をたどるドキュメンタリー。 joji.uplink.co.jp 自分はジャズについて全然知らない。いつ頃かGoogle Homeが適当にジャズ…

本当の絵描き

ぐだぐだ考えている...。 「本当の絵描き」ってどんな人だろう。自分のイメージでは、公園で絵を描いている。それから寡黙 (なぜだろう)。 でも「本当の絵描き」とか、自分で書いておいてなんだけど「本当」も何もないんじゃないのか。絵を描いている人は絵…

一筆描きの車

長沢節先生の「わたしの水彩」という本がある。閉校した画学校、セツ・モードセミナーの教科書のうちの一冊だった。 セツに入学した頃、人物画の教科書「デッサン・ド・モード」と一緒に購入した。校舎のカフェスペースのテーブルで友人や先輩と一緒に読んだ…

探索

探索。新しい筆と新しい紙。らくがき。 ... 先週の金曜日、スケッチ用の軽い画板を作ろうと思い立って、資材店に行ってポリカーボネート中空ボード (910 x 910 mm) を買ってきた。そのあと包装を解かずに壁際に置いてしまっている。どれくらいの大きさにする…

ばら

赤いばら。頂きものの水彩紙に描いた。 ... 東京在住・インド系フランス人の友達 (国際派) から水彩紙をひと束もらった。帰省の時にパリの画材店で見つけてくれたらしい。くすんだ色にザラザラの手触り、パッケージには「100% coton」の文字と、薄暗い工房の…

レモン

レモン (9.5 x 10 cm)。2日くらい手の中で転がしている。 ... 気持ちが落ち込んだとき、青空文庫で梶井基次郎の檸檬を読むことにしている。 https://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/424_19826.html 「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧さえつ…

斜めに家が建つ

らくがき。 ... 井の頭公園でお店を出しているとき「あなたの絵は自由ですね。私はこうは描けません。どうやって描くんですか」と尋ねられたことがある。お仕事で建築図面を引いている方からの質問だった。答えに困ってしまった。絵が自由かどうか。分からな…

何も描く気がしない

何も描く気がしない。とりあえず絵の具に触ってみる...。 うーん。まあいいか...。次の元号から何かしよう...。 とか言ってるうちに元号変わってしまった。良い時代になりますように。