ばらが解らない

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ばらの習作 (16 x 13 cm)。花びらの構造がどうなってるのか知りたかった。懐中電灯で各方向から光を当てて観察した。

下書きの線を描いた。エッジを追うのがとんでもなく大変だった。花びらの重なりがややこしい。どことどこが繋がって、どこが切れているのか解らない。色を決めるのも大変だった。反り返るところ全部にグラデーションがあるし、花びらそれぞれ、影があちこちで重なったり透けたりする。ビロードみたいな光沢もある。

各花びらに巻きの外側から番号をつけながら分解したら、色々なことが解ると思う。でも、分解すると元に戻らない。

赤いばら

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赤いばら (22 x 15.8 cm)。近所の花屋さんで一輪挿しの花瓶と一緒に買ってきた。描くのは難しかった。画面を触れば触るだけ、色味が沈んでいってしまう。でも、描かなさすぎて花びらが「ない」ことになるとさみしい。いつも笠井先生が教室で仰る「描かずに描く」を実践したかったけれど、ついあちこち描き込んでしまう。とにかく手を止めた。

花のぐるぐるしてるところのことがまだよく分かっていない気がする。

西荻窪の路地

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西荻窪の路地 (15.8 x 21 cm)。魔界の入口みたいな雰囲気。

今日は昨年12月の昭島ハンサムジャンク・ライブペイントのメンバーで集まった。みなさん自由で素敵だと思った。ご一緒できて楽しかった。

 

思い出

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思い出 (22.7 x 15.8 cm)。5年くらい前、絵の学校の友達と2人で城南島海浜公園に行った。羽田空港の滑走路を見たり、海水浴をしたり、大判の紙に絵を描いたりした。公園のそばを大きなクルーズ船が通っていった。「もうすぐ大きな船が通ります」とアナウンスが流れて、公園にいた人達みんなで見た。

ja.wikipedia.org

昨日今日とみなとみらいを散策して、船を描きたいなと思った。

枯れかけているポピー

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枯れかけているポピー (22.7 x 15.8 cm) 。茎が折れ曲がって、花びらが落ちないまま枯れてしまった。水をうまく吸えなかったのかもしれない。

原因を調べていたら、下のサイトに「花を長持ちさせるには水吸いを良くすること。水につけたまま、切れ味の良いハサミを使って茎を斜めにスパッと切る」と書いてあって、納得した。全くやっていなかった。

kinarino.jp

描くとき、よく分からない気持ちになった。自分の取り扱いがまずかったせいで枯れてしまった花を、美しく描くのか、ボロボロに描くのか、何かの感情を被せて描くのか、ただ記録を取るように描くのか。昔の絵描きで、喧嘩別れした恋人なんかを異様に美しく描く人がいるけど、どういう気持ちでそうできるのか分からない。あれは意図して美しく描くのか、描いてるうちに絵の中で勝手に美化されていくのか。

あまり考えずとにかく描いた。筆数が多くなった。次に花を買うときは、水を替えたり切れ味のいいハサミで斜めに切ったりしようと思った。

 

ランドマークタワーのロビー階

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横浜ランドマークタワーのロビー階 (15.8 x 22.7 cm)。日本丸メモリアルパーク方面。帆船日本丸の帆柱が見える。大規模補修中のため3月末頃まで中に入れない。ドックの水も抜いていた。帆を張ることはしばらくないかなあ。帆があるところを描いてみたい。

最近、空を描くときに使う絵の具の種類を変えた。今まで使っていた絵の具は粒が大きいのかなんなのか、筆を置いた通りに色が残ってグラデーションがうまく作れなかった。滑らかなタイプの絵の具に変えたら、それらしくなった。