2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

旅の風景

スケッチ: 指月山 (しづきさん) と釣り人。 山口県萩市で見た光景。特徴的な形の小山が湾に張り出している。江戸時代には山頂に毛利家の城があったらしい。

絵を生む鋳型

色試しの紙: パレットに余った絵の具を適当に置いて、新しい色と形を探す。 落書きと絵の境界はどこだろう。もしも落書きと絵の境界が分かって「絵」というものが持つ重要な構造を摑むことができれば、鋳型で鋳物を作るように、いくらでも絵が描けるようにな…

黒による表現

きょうのスケッチ: 贈り物の花籠。 絵の中に黒を入れた瞬間、絵の存在感が一気に上がる。たぶん、黒がその絵の世界の中の「一番暗い何か」「一番黒い何か」「一番はっきりしている何か」の表現を一手に引き受けてくれるのだと思う。

答えなくてもいい

きょうの水彩: 空の習作。 ... 絵を描いているとき、頭の中から声がすることがある。 「こんなことに何の意味があるの?」 院生の頃、論文を書いているとき同じような声を聞いた。「何の意味があるの?」と頭の中から声がした。書かなければ修了できない。す…