山本有三記念館 (33.2 x 24.2 cm)
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三鷹の山本有三記念館に行ってきた。絵の教室の友人さんに誘って頂いた。
実は今日まで「山本有三」がどんな人なのか知らなかった。
頭の中で「山縣有朋」と間違い続けていた...。
JR三鷹駅から歩いて五分くらいのところにある。
素敵な洋館だ。いいなあ。
正面側と裏庭側でデザインが違う。おしゃれだ。正面側は左右非対称、裏庭側は対称寄りに作ってある。設計者がいまだに謎らしい。
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中に入って展示を見る。
この方が山本有三さん。山縣有朋と間違い続けた...。
作家。参議院議員。代表作は「路傍の石」。国立国語研究所の設立に携わる。この洋館は「路傍の石」執筆時期の自宅だったそう。
文庫コーナーに漫画版「路傍の石」があった。読んでみた。
とても賢い男の子が、家庭の事情で中等教育を受けることを許されず、泣く泣く働くことになり、悔しさを噛み締めながらたくましく成長していく話だった。
参議院の選挙ポスターがあった。
児童教育のための本の制作に携わる。
表紙が美しい。題からすると、内容はかなり重そうに見える。
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そろそろ描いてみよう。裏庭側から。
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やたらふわふわした。。
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「山本有三が中野で拾った石」まさに路傍の石が飾られていた。
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帰り道「路傍の石」のことを考えた。作者の山本有三自身、子どもの頃に家庭の事情で学業をあきらめ、丁稚奉公をしたと書いてあった。「子どもの頃にあきらめたもの」「どうしても手に入らなかったもの」そういうものは、どうしたってその後の生き方に強い影響を及ぼすと思う