白い花 White Flowers
17.4 x 17.4 cm
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白い花の習作。
レモン Lemons
15.4 x 14 cm
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レモンを描いた。
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3月、風景画のデモンストレーション製作の機会を頂けることになった。ありがとうございます。(※ 情勢によっては中止になる可能性があります。)
毎回、絵を描くたびいちいち手順に悩んでいるので、なんとかしなきゃなあと思って、製作手順の整理をはじめた。メモにまとめたり、使う色を整理したりするのをやってみて、毎回こんなにいきあたりばったりで描いてたのか...と思った。
来場者の方と一緒に製作するなら、講師として喋ることになる。いつも教室で笠井先生のお話を書き留めているから、何かお伝えすることはできるかもしれない。ただ、手元の絵が喋った内容を反映しない気がする。描き方はいきあたりばったりだし、何か喋ったとして、ほぼ先生の受け売りです...。
偉そうだけど「見て学べ」なんて言えたらいいのにと思う。マニュアルを書き下す手間が省ける。。。もう一つ、マニュアルなしで技術を伝承するやり方は、伝授する側がいつの間にかパターンを変えても問題ないところがいいと思う。受け手側は「前までと違うけど、そういうこともあるのだな」と思えばいい。マニュアルが存在する場合、伝授する側も受け手側もマニュアルの内容と食い違ったことをしにくくなる。「見て学べ」方式には、伝授する側が変化するのを許して、流派全体のパターンが硬直化する (≒技術の更新が止まる) のを防ぐ効果があると思う。逆に、パターンの変化やゆらぎを防ぎたいときは、書き下しておくといいんだろう。そんなことを考えた。それはそれとして、私は、どうしよう......。とてもありがたい機会なので、色々してみたい。何描こうかなあ。
うろおぼえの川
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先日亡くなった研究派遣先の上司さんが、ある時ぼそっと「何が正しいなんてないんですよ」とおっしゃった。私は、その一言で納得した。お昼休憩の時間、食堂から居室に戻る時だった。絵のことについて話していたと思う。話の流れは思い出せない。ただその時、その一言を聞いて私は納得した。自分の中でも「ああそうだ。ないんだ」ということになった。
恐るべき混沌の言葉だと思う。正しいと信じていたものが、正しくなくなる。「信じる」とは何だろう?どうすればいいんだろう?
とにかく、その時、その場での「確からしさ」を見つけて、なんとかしていくしかないんだろう。
明日から2/29まで、赤坂のギャラリーxカフェ ジャローナさんで開催される「ミニ額コレクティブアート展 vol.3」に参加します。額を含めて20 x 20 cmより小さい絵たちがカフェに並びます。私はL版サイズのらくがき4点を持っていきました。どうぞお立ち寄りください。
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ミニ額コレクティブアート展 vol.3
2020年2月18日(火) - 2月29日(土) ※2月24日(月) はお休みです。
12時 - 19時 (最終日は17時まで)
Gallery x Cafe Jalona
107-0052 東京都港区赤坂2-6-22 デュオ・スカーラ赤坂II B-102
ますとみけい水彩画展「ユートピアの砂」(@月光荘画材店・画室1) 終了しました。お越し頂いた皆様、絵をお求め頂いた皆様、開催にご協力頂いた皆様、月光荘の皆様、ありがとうございました!
海辺 Seashore (33.2 x 24.2 cm)
案内はがき掲載の絵です。月光荘さんにお願いして額装しました。少しざらざらしたマット紙と木の額縁で飾っています。
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今回こちらの4作品をお求め頂きました。ありがとうございます。お手元で楽しんで頂けたら嬉しいです。(1週間~10日ほどで届くように準備します。)
横浜 (22.7 x 15.8 cm)
離島便 (24.2 x 33.2 cm)
線路跡 (33.2 x 24.2 cm)
多摩川 (22.7 x 15.8 cm)
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会場で販売したポストカードです。表面に塗装がない、ボールペンのインクが染みやすい紙を使っています。肌触りも良く気に入っています。
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展示が終わるといつも色々なことを考えます。今回特に感じたのは、自分が思っている以上に絵を見て下さっている方、静かに応援して下さっている方がおられることでした。会場でBlogについての感想も頂きました。「変なこと書けないな」というのが正直な気持ちです (今までだって変なこと書いてた訳ではないのですが...。) BlogやWebに掲載した絵を見返して、あらためて「衒い (てらい) のないものを作っていきたい」「自分が真に大切だと思うこと、大事だと思うことを残していきたい」と思いました。これからも絵を描き、思ったことを文章にして発信していきます。お好きな時や気になった時、お気軽にご覧頂けたら嬉しいです。ありがとうございます。
水彩絵描き・ますとみけい 水彩画展
『ユートピアの砂』
2020年 1月20日 (月) - 26日 (日)
11時-19時 (日曜は16時まで)
会場: 銀座・月光荘画材店 画室1 (https://goo.gl/maps/nBvQptGohb9GKZM86)
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本日から個展が始まります。昨日搬入が終わり、会場を見回して「展示が始まる」と思いました。どうぞお気軽にお立ち寄りください。終日在廊します。
12月29日の日没前、是政橋の上で多摩川を描いていた。下書きを終えて、ちょうど紙に水を置き始めたとき「こんにちは」と声をかけられた。紺色のサファリハットを被った中高年の男性で、首から黒い一眼レフを下げていた。
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「あなた、絵を描いているんですか」
「はい。絵を描いています」
「水彩ですか」
「水彩です」
「美大の学生さん?」
「一応、学校は卒業しました。写真を撮られてるんですか」
「そう。野鳥を撮りに。でも、きょうはいいのなかなか撮れないね」
外でスケッチしていると、かなりの頻度で話しかけられる。最近、描きながら会話ができるようになってきた。
「絵を描かれたりはするんですか?」
「描かないね。小学校の頃は描いたよ。前に版画を少しやったけど」
「そうですか」
「今はもう写真ばっかり。写真だったら失敗がないし」
「かもしれません」
「でもやっぱり、絵と写真は違うよね」
「そうですか」
「そうだよ、だって、絵は魂が入ってなきゃいけないでしょう」
たましい。
「それが写真との大きな違いだよ。写真はただ写すだけ」
男性に「魂というのは何ですか」と聞いてみたかったけれど、聞かなかった。 自分はよく会話の中で「今おっしゃった〇〇の定義は何ですか」と聞き返して、会話の流れをおかしくしてしまう。
「確かに魂は大切です。そう思います」
「そうですよねえ」
「魂あっての絵だと思います」
「本当にね。ああ、きれいなグラデーションだ」
「ありがとうございます」
「いいですね。頑張ってください。それじゃ」
男性は橋を渡って去っていった。
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川から戻ってこの会話を書き下した。
私は「魂とは何か」をわかっていない。「絵に魂を込める方法」もわかっていない。「魂」を定義できていないので「魂を込める」が定義できない。そういう私が「絵に魂を込める」ことはできるんだろうか。
できるのかもしれない。絵描きは「魂」も「魂を込める方法」もわかっていなくても、絵に魂を込めることができるのかもしれない。今の実感を言葉にするとそうなってくる。
写真にも魂は込められるのかもしれない。ただ、写真に詳しくないし、魂とは何かもわかっていないから、ここから先を私は書けない。
横浜山手・ブラフ18番館 (Bluff No.18 House, Yamate Town, Yokohama)
F4スケッチブック (33.2 x 24.2 cm)
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横浜・山手の洋館群の中にある、オーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅だった建物。
「ブラフ」というのは、地域一帯がBluff (がけ, 岬)と呼ばれていたことの名残らしい。
山手町は横浜の開港後、外国人居留地とされた区域で、英語で"Yamate Bluff"または"The Bluff"(切り立った岬という意味)と呼ばれる。「山手」という呼称は、先に設置された関内の居留地に対して南の高台上に設けられたことによる。後に、この「山手」に対して関内の居留地は「山下」と呼ばれるようになった。
横浜画塾・笠井先生の教室のスケッチデーで12/6に描きに行った。当日現地で途中まで描いて、そのあとしばらく仕上げないで置いておいてしまった。赤と緑と白のカラーリングで、クリスマスっぽくていいかなと思って、きょう仕上げた。終わったあと、背景が秋で思いっきり季節外れなのに気づいた... まあいいか!!