小さいスケッチ。
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大学院にいた頃の書類と資料をシュレッダーにかけた。本は買取に送った。
「ビジョン」だけ手元に残した。
2冊ある。1冊目はマーカーペンで書き込みをしてしまって、目がチカチカして落ち着いて読めなくなったので、2冊目を買い直した。「いつか内容をまとめよう」と思ったまま、ずっとまとめられないでいる。
もう1冊、コンピュータビジョンの研究者さんからお借りしたままの「視覚の文法」が本棚に残った。
以前ご自宅にお伺いした時、たまたま見つけて貸していただいた。
錯視図形・カニッツァの三角形。線はないのに、中央に白い三角形が浮き出て見える。研究をしている頃、この図の解釈についてずっと考えていた。
去年あたりから、輪郭線とは「目が見つけるもの」だと思うようになった。
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私は、目の内側というか、頭の内側に映りこんでいる世界に興味がある。