もも (はがきサイズくらい)
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絵の教室で先生やクラスの方とお話ししているとき、口が勝手に話す。
だいぶ前の教室で「自分がこの世から消える時、描いた絵が残るとして、整理する人が『この絵、捨てたら呪われそう』とかでなく『あ、いいな。少しとっておきたい』と思ってもらえるような絵が描きたいです」と言ったら、笠井先生は「もう死んだ時のこと考えてるの」とおっしゃって笑った。クラスの方も笑っていた。言った自分は、言ったことを耳から聞いて「え、そんなこと考えてたの」と思った。
最近、自分の描いたものを見返して「呪われそう」と思う。
ずれている。
絵を売って生きていきたい。自分の好きなものを好きなだけ込めて、大切に描きたい。気楽な気持ちで大事に描いた絵を、気楽に売って生きていきたい。